Bitcoin ETFの承認の可能性が高まっているが、 Bitcoin ETFの承認がBitcoinとって良い影響だけだとは断定できない。
Arthur Hayesは、次のシナリオの可能性を考えています。
資産投資会社が流通する自由に取引されるBitcoin(BTC)の大部分を買い占めたとしよう。
さらに、別の投資会社がBitcoinマイニングETFを立ち上げる可能性がある。すでにブラックロックは、最大手マイニング事業者の筆頭株主だ。
このようにして、Bitcoinが投資会社に支配されていく。
ブラックロックのような資産運用会社は、事実上 “国家の代理人 “であるとHayesは警告する。
資産運用会社は国の命令に従って行動する。
もし国家が国民を既存の銀行システムに縛り付け、インフレによって課税し、増え続ける負債を返済する必要があるのなら、
国家に従う資産運用会社がETFを提供するのは理にかなっていると主張する。
Bitcoin ETFでは、Bitcoinを実際に使うことはできない。
Bitcoin ETFは単なる金融資産であり、実際のBitcoinを所有できない。
(Bitcoin ETFを購入した投資家は何かしら物・サービスを購入しようとしたら、ETFを売却し税金を納め、ひどいインフレ化にある法的通貨で購入する必要がある。)
価格上昇と将来の災難
資産運用会社がBitcoinマイナーの大きな割合を握ることで、ネットワークのコンセンサスに対する支配力を強める可能性があると警告している。
Bitcoinの「暗号化された堅固な貨幣資産」とうアイデンティティを守るために必要なアップグレードは暗号化とプライバシーに関するもので、伝統的な金融機関の要望とは必ずしも一致しない。
Bitcoinは国家主義的な法的通貨 (ドル、円など) に対するアンチテーゼである。
(ひどいインフレ化、悪意のある国家による個人資産の凍結に対する防御策がBitcoinの本質的な価値である。)
もしBitcoin ETFにより、Bitcoinのほとんどが1つまたは少数の組織 (アメリカ、中国など) によって管理されることになったらどうなるのだろうか。
Bitcoinが広く普及することは価格上昇にとって間違いなく素晴らしいことだが、Bitcoinの有用性という点ではどうだろうであろうか。
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